タックスリターン申請の前に準備しておかなければならないものとして一番大事なものはタックスファイルナンバー(TFN)です。
私の経験からしてこれは大体の人が持っていました。

次は、利息ステイトメントで、銀行から利息をもらっているならば、口座を開設している銀行から取得しなければなりません。
もし口座を開設している銀行から利息をもらっているのならば、必ず銀行に申請して利息ステイトメントを取得しておいてください。
各銀行の利息ステイトメントの取得の仕方は下記の通りです。

・Commonwealth Bank 

   https://www.commbank.com.au/digital-banking/netbank.html

『取得方法』

(1)NetBankにログイン（Client Numberとパスワード必要）

(2)上部メニューでView Accounts → Statementsを選択。

(3)口座を選び、Interest StatementまたはTax Statementをクリック。

(4)会計年度（例：2024-2025、7月1日～6月30日）を選択し、PDFで

ダウンロード。

注意: 会計年度終了（6月30日）後の7月2日以降に確認推奨。

・NAB Bank

  https://www.nab.com.au/

『取得方法』

(1)NABネットバンキングまたはアプリにログイン。

(2)Accounts → Statementsをクリック。

(3)口座を選び、Interest StatementまたはTax Summaryを選択。

(4)期間（例：2024-2025）を指定してPDFダウンロード。

・ANZ Bank

  https://www.anz.com.au/ways-to-bank/internet-banking/

『取得方法』

(1)ANZネットバンキングまたはアプリにログイン。

(2)Accounts → StatementsまたはTax Documentsへ。

(3)口座を選び、Interest StatementまたはAnnual Tax Summaryを

ダウンロード。

・Westpac Bank

  https://www.westpac.com.au/personal-banking/online-banking/

『取得方法』

(1)Westpacオンラインバンキングまたはアプリにログイン。

(2)Accounts → Statements → Interest and Tax Summaryを選択。

(3)会計年度の明細書をPDFでダウンロード。

３番目は経費のことです。
経費というのは、仕事をするときに使う作業着や靴を購入したり作業着の洗濯や出張などでかかったお金のことです。
これは何でも申請してATOに出せば通るというものではありません。

必ず仕事をするために使ったという証明が必要です。

弊社の会計士の話では、タックスリターンの申請の場合は２０００ドルぐらいがマックスだそうです。
下にある添付ファイルのところで経費の内訳をまとめられるエクセルファイルがダウンロードできますので、
ダウンロードして経費をまとめてください。

４番目はMES(Medicare Entitlement Statement)というものです。

総収入が＄27.222以上の人はMESを取得する必要があります。でも、未満の方はMESを取得しくても結構です。

総収入が＄27.222以上でMESを取得しなければならない人は下記の三つのoptionの中で一つを選んでください。

・オプション１：自分でMESを取得する

・オプション２：タックスエージェントに代理でMESを取得させる

＊どうしてもMESの取得ができない場合は、タックスエージェントに代理で取得させることもできます。その場合工数がかかるため、手数料がかかります。

・オプション３：MESの取得を諦めて、無しで仕事を進める。

＊MESがなくてもタックスリターンは提出可能ですが、MLS免除が適用されない場合、 課税所得の2％を返金額からたられる可能性がありますので、慎重に考えてMESの取得をするかどうかを決めた方がいいです。

『MES取得の手順』

(1)myGovアカウントにログイン（https://my.gov.au）

  ・myGovがない場合は作成（メールアドレスと身分証明で登録）

(2)Services Australia（Medicare）のサービスにリンク

  ・myGovダッシュボードで「Link a service」→「Medicare」を選択

(3)申請フォームのダウンロード：

   Services AustraliaのMESフォーム（MS015）をウェブサイト(https://www.servicesaustralia.gov.au/sites/default/files/2025-05/ms015-2506en-f.pdf)から取得してから作成。

上の四つのものを前もって準備しておけば、タックスリターンをするとき時間がかかることなくすぐ申請できると思います。