MESを取得しない場合、どうなるのか。
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作成者 最高管理者 返事の書込み 0件 閲覧 166回 作成日 25-07-18 09:37本文
1. MESとは?
MESは、オーストラリアのメディケア制度に加入する資格がないことを証明する書類です。ワーキングホリデーや一部のビザ保持者はメディケアに加入できない場合が多く、MESを提出することでメディケア・レビー(通常は収入の2%)やメディケア・レビー・サーチャージ(収入が高い場合に追加で課される1~1.5%)の免除を受けられる可能性があります。
2. MESを申請しない場合の影響
MESを提出せず、タックスリターンでメディケア・レビーの免除を申請しなかった場合、以下の税金が課される可能性があります:
- メディケア・レビー:課税所得の2%。
- メディケア・レビー・サーチャージ:民間の健康保険に加入していない場合、課税所得が一定額以上(2024/25年度では個人で$97,000以上)だと追加で1~1.5%。
これにより、タックスリターンの返金額が減るか、追加納税が発生する可能性があります。
例:返金額の減額シミュレーション
仮に以下の条件を想定します:
- 課税所得:$30,000
- メディケア・レビー:2% = $30,000 × 0.02 = $600
- メディケア・レビー・サーチャージ:適用なし(収入が閾値以下の場合)
この場合、MESを提出しなかったことでメディケア・レビー$600が課され、返金額が$600減るか、追加で$600を支払う必要があります。収入が$97,000を超える場合、サーチャージが加わりさらに減額幅が増えます(例:$30,000 × 1% = $300追加)。
3. 見つかった場合の対応
オーストラリア国税局(ATO)がタックスリターンを審査し、MESの未提出やメディケア・レビーの免除資格がないと判断した場合:
- 修正申告(Amendment)を求められることがあります。
- メディケア・レビーやサーチャージが遡って課され、返金額が減額されるか、追加納税の通知が届きます。
- 故意に虚偽の申告をしたと判断されると、罰金や利息が課される可能性もあります。
ただし、MESを後から申請し、修正申告を行うことで、誤って課されたメディケア・レビーやサーチャージを返金してもらえる場合があります。
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